初体験

「うぇ、にがっ……やっ、からだが変……いうことを、きかない……!?
い、今、飲ませたの何……ッ!?」(※1)


「な、何よ、それっ! へ、ヘンなモノ、咥えはへっ……んむぐっ!」(※2)


「そ、そんなに太いの、嘘、やめてよ、そんなの、入るわけない……
無理、そこ、そんなに、狭い、のにぃっ、んぃっ! んぎぃいぃッ!」(※3)


「あ、あぁあぁ……広がってぅの……私のナカ、見られちゃってるよぅ……
あぁ……やっ、ぁあぁぁっ! 写真は撮らないでぇえぇっ!」(※4)


「そんな奥、奥、までっ……奥の方が勝手にヒクヒクしちゃってるぅ……
ヒダヒダがうねうねってしてるよぅ……」(※5)


「やっ、らめぇ、お口バカになっちゃってぅぅ、よだれ出ちゃう!
止まんにゃい、止まんにゃいよぉおぉぉっ!」(※6)


「ごつごつ当たってるぅ! おなかの中で、太いのが暴れてるのぉっ!
ゃっ、んゃぁっ、そんなに、かき回しちゃらめぇえぇぇっ!」(※7)


「んぐぅあぁっ! 中で、何か出て、るっ! ぶしゅっ、ぶしゅって、
弾けてるよぉっ! あぁあぁ……ぁふ、ふあぁあぁぁ……
わたし……初めて、だったのに、こんな……の……」(※8)




とまぁ、そんな初めての内視鏡体験をしてきました。
最近のは小型化されてるって話が今週の『こち亀』にも書かれてましたが、
その病院のは実に黒くて長くて太かったです。


検査結果的には、大したことはなかった様子。
十二指腸潰瘍の痕があったけど、もう直りかけてる、とか、
(自覚症状はありませんでした)
多少、胃の入口と出口に炎症が見られる、とか、
胃の入口が若干ゆるいとか。そうか、ゆるゆるなのか。


胃カメラを飲むのはマジ苦しい、マジ辛い、マジパネェ」
というのを、人づてに耳にしてましたが、
脳内で上記のようなシチュを妄想しつつ、
想像以上にピンクな粘膜の自分の胃を見てたら、
「断面図みたい! SQUEEZさんのゲームで見たことある!」
とか楽しくなってきて、天井の染みを数えてる間に終わりました。


皆さんも胃カメラを飲む際には是非とも、
自身の妄想力の限界にチャレンジしてみてください。オススメ。




※1:表面麻酔。甘苦かったです。

※2:穴の開いたマウスピース的なモノ。こんなSMグッズがありそう。

※3:喉。しばらく引っかかっており、ようやく通り抜けた時に、
   「一番キツいところは抜けました」といわれ、妄想拡大。

※4:見たり撮ったりするのがお医者様の仕事です。

※5:十二指腸まで届いてたらしいです。凸凹してました。

※6:マウスピースと麻酔のせいで口開きっぱなしで、
   よだれ垂れ流しまくりです。

※7:胃の中でカメラがウネウネと蠢いてるのがわかるのな。

※8:カメラから液体が出ていた気がする。俺の妄想だったかもしれない。